vs くるみクラブ

vs くるみクラブ

9/21日に行われたクラブ選手権大会1部の初戦となるくるみ戦は、33-36で惜敗しました。

試合が動いたのは前半12分、 BYBのアタックから相手の激しいディフェンスによりターンオーバーを許しそのまま外まで振られてトライを許します(0-7)。その後は拮抗した展開が続きます。BYBは低く刺さるタックルに加え、FWを中心にゲインしまたスクラムでは相手のペナルティーをとるなど強みが出ました。対するくるみは、展開力・突破力の高いBKs陣の攻撃によりチャンスメイクを試みるなど、両者がそれぞれの強みを以て相手を上回ろうとする意識が窺えました。

(相手ボールスクラムでBYBがペナルティーを取ったまさにその瞬間)

状況が動いたのは前半30分、ゴールライン近くの自陣相手ボールスクラムから、前述の相手BKsによる外展開からの突破によりピンチを招き、崩れたBYB DFの穴を突かれトライを許しました(0-14)。悪い流れを断ち切りたいBYBはその後すぐにチャンスを作るとFW陣がゴールラインに迫り、最後は頼れるゲームキャプテン記野(No8,4年)が押し込んでチーム初トライを取りました(5-14)。

                                 (コンバージョンキックを決める記野)

反撃の狼煙を上げたいBYBでしたが、それを阻んだのもやはりくるみのBKsでした。前半終了間際に、がら空きになったBYB DFの内を突かれそのままトライを許してしまいます(5-21)。前半は、あと一歩の所でアタックが上手くトライに結びつかないという印象をフィールド内から感じました。しかし、DF面では持ち味である攻めのタックルで相手に自由なアタックをさせませんでした。BYB全員、相手との力の差を感じることは全くなく、前半終了地点でくるみを格上だと感じたプレーヤーはいませんでした。

 (写真1:畔柳,PR1年 写真2:黒田,LO4年&鷲家,LO2年 写真3:高木,CTB4年)

今度こそ反撃したいBYBは前半3分、マイボールスクラムからの攻撃で島田(CTB,4年)がラインブレイクしチャンスメイクすると、その次のアタックで外までボールが繋がり、最後はトライゲッター神谷(WTB,3年)が3人の相手DFを物ともせず流石のトライ。キックも決まり12-21と点差を縮めます。

                                           (疾走する神谷)

その後もBYBの勢いは止まらず、相手のアタックミスに反応しボールをゲットした神谷がビッグゲインし6人目のDFでようやく止まると、他のプレーヤーも神谷に続き果敢に攻めます。後半15分、相手の反則を誘発しゴールライン手前でラインアウトのチャンスが来ると、FW陣がゴールラインに迫り最後は外に振って瀧澤(FB,4年)がトライ。キックも決まり19-21と迫り、怒涛の追い上げを見せます。

                                (5人抜き中の神谷)

トライ後も敵陣でプレーを続けますが後半17分、キック後のアンストラクチャーな局面で相手BKsにDFのギャップを突かれ、そのままトライを許してしまいます(19-28)。立て続けに後半25分、相手に上手く繋がれトライを許し19-33と点差をつけられ厳しい展開になりました。

                           (ラインブレイクする島田)

このまま終われないBYBは後半29分、敵陣ゴール前マイボールスクラムから瀧澤がボールをもらいDFを強行突破しそのままトライを奪います(26-33)。残り時間が少なく雲行きが危うくなってきたその時、紫電一閃、ボールをもらった記野が激しいコンタクトで何人もの相手をなぎ倒し、そのまま意地のトライ(後半39分)。自分でキックも決めてなんと33-33とし、14点差から追いつく劇的な展開に。

            (記野,↑から猛進して同点トライ)

時計は後半40分、このまま試合終了かと思われましたが、キックオフ後にボールをキャッチした江夏(FL,4年)がタッチを割ってしまい、すかさず相手はクイックスローで外までボールを展開しようとします。圧倒的不利なDF局面ということもあり、DFに反則が出てしまい後半42分、相手にペナルティーゴールを決められ、33-36でノーサイド。勝利の神は、”一部はそんなに甘くはない”と言わんばかりに、こちらに微笑んではくれませんでした。

                            (勝敗決定の瞬間)

実力伯仲でありながらこちらが及ばなかった”3″点は、規律の部分と繋ぐ執念が足りなかったことによるものです。特に1トライしか取れなかった前半、球際での雑なオフロードやラックでの雑なボールプレゼンテーション、さらには相手の肩や胸を掴むことによる勿体無いハイタックルが目立ちました。後半に改善では手遅れです。

この敗北を実力による必然的なものと真摯に受け止め、BYB一同嘗胆の思いで残りの試合を戦い抜きます。引き続き応援よろしくお願いします。

(広報 2年 大竹智武)

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