12月1日に行われた一部昇格を賭けた慶應義塾大学理工学部體育會ラグビー部(以下KER)との入れ替え戦は43-11(前半33-6)でBYBの勝利となりました。
試合開始直後からBYBのミスが重なり、自陣深くまで攻め込まれます。そしてKERのラインアウトモールからペナルティを取られてしまい、PGで0-3と先制されてしまいます。
その後のマイボールキックオフから相手陣でアタックを継続し、スクラムでフリーキックを獲得。9番大畠がタップキックでスタートし、7番塚越がトライ。12番斉藤のキックも成功し7-3とします。しかし、その後は1度敵陣深くまで攻め込むも相手の粘り強いディフェンスに阻まれエリアを戻されてしまいます。そして前半20分、BYBのペナルティからPGを決められ、7-6となります。
その後のキックオフからBYBは敵陣でアタックを継続します。流れの中でラック近くにスペースが空いたところから9番大畠がラインブレイクし、奥のスペースにキック。インゴールでバウンドしたボールは13番坂口の胸の中に入り、トライに成功。14-6とリードを広げます。
このトライから流れが変わり、BYBの猛攻が始まります。前半28分、相手のキックをキャッチした15番佐藤のランでビックゲインし、その後のFWのアタックから6番古河がトライ。そして前半36分、10番長岡のキックから敵陣深くにエリアを進め、相手のFWのボールキャリーをもぎ取った6番古河がトライ。完全なる個人技による素晴らしいトライによってチームはさらに勢いに乗り、前半39分には連続攻撃から6番古河が相手FWを吹き飛ばしてのトライ。6番古河の3連続トライによって33-6と大きくリードを広げました。
前半は序盤のミスがあったものの、その後は自陣への侵入を許すことなく、敵陣でプレーし続ける事が出来、リードを広げる事が出来た充実の時間でした。
後半は一進一退の攻防が続きました。BYBが敵陣に攻め込む機会もあったものの、KERのアタックを粘り強く守り続ける展開が続きました。インゴールの中でグラウンディングを阻止するシーンもありましたが、12番斉藤に対するイエローカードによって数的不利となり、後半23分にKERがラインアウトからのアタックでトライ。33-11となります。
しかし、このトライの後はBYBが敵陣でのアタックを継続する展開となりました。FWのピックゴーからゴールラインに迫りますが、何度もグラウンディングを阻まれ、時間が経過していきました。そしてメンバーを大幅に入れ替えた後の後半38分、10番長岡のジャッカルでペナルティを獲得し、ラインアウトモールから16番加曽利がトライ。その1分後には21番下山が執念のジャッカルに成功。ラインアウトモールで圧倒し、16番加曽利がトライ。43-11とリードを広げノーサイドとなりました。
入れ替え戦勝利をもってBYBは今年度の目標である1部昇格を達成しました。この結果は偏にOBやOG、関係者の皆様の多大なるご支援があってこそのものであり、重ねて御礼申し上げます。来年度は1部に戦いの場を移し、日本一に向けて部員一同精進して参りますので、引き続きご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。
(3年主務 中原勇斗)