VS MRC

VS MRC

5月11日に行われたKCRF第二戦となるMRC戦は26-66(前半14-47)で大敗しました。

2年連続JSKS戦敗北という恥辱を胸に嘗胆の思いで臨んだこの試合。その思い実を結ばず、試合序盤から昨年度日本一のチームの強さに苦しめられます。特にスクラムでは押されに押され、相手の思うがままにラグビーをさせてしまう展開が続きました。前半3分、早速自陣相手ボールスクラムで大きなゲインを許し、最後はバックスに回されすぐに先制トライを取られます。

その後も悪い流れを断ち切りたいBYBでしたが、なかなか外までボールが回らず、回ったところで何らかのペナルティを取られるなど、主導権が常に相手にあるという状況でした。前半22分までになんと6連続トライを許し、0-40という屈辱的な点数になったところで、BYBにチャンスが到来します。

前半26分、相手のペナルティから敵陣ゴール手前でのマイボールラインアウトに持っていきます。JSKS戦では決めきれなかったモールでしたが、FWが息を合わせてじわじわと押し込み、そのまま1番畔柳がトライ。10番高田が難しい位置からコンバージョンキックを見事に成功させ、7-40とします。

勢いそのままに、前半34分にまたもペナルティからチャンスを作ったBYBは再びラインアウトからモールを挑み、トライライン手前までゲインします。そこからは両FWの意地がぶつかり合い、フェーズが10を超えたところで相手はたまらずペナルティ、軍配は黒黄軍に上がりBYBの認定トライとなりました。

その後、相手に再びトライを許し前半は14-47で終了します。前半は、最後に2本取り返したものの、MRCの組織としての強さ、そして個々の強さを改めて実感させられた時間でした。しかし、FWがBYB伝統のモールで昨年王者からトライを取りきれたのは、一部で戦っていく上で大きな意義を持つと言えるでしょう。

後半からは両チームがらっとメンバーを変えてのスタートでした。後半5分、相手のFW・BK融合の巧妙なパス回しに踊らされ、たちまちトライを許します。その後も一本取られ14-61とし、点差が広がります。一泡吹かせてやりたいBYBは後半17分、敵陣マイボールスクラムからボールを出すと、BYBの脳みそ:スタンドオフ大畠がブラインドサイドにパントキックをし、新人ウイングの藤沼がそのボールを見事に捕え、近くにフォローしていた味方にトライを献上。知恵を振り絞り後半初トライを演出し、19-61とします。

その後20分間は拮抗し点差が広がらず、このまま終わるのかとさえ思われた後半40分でした。8番記野がジャッカルに成功しチャンスメイクをすると、その直後のラインアウト解消後にすぐさまボールをもらい、強靭な肉体で相手DFを粉砕。破竹之勢で猛進し、30mを自力で走り抜き意地のトライ。キックも決まり、26-61とし、そのまた直後に相手にトライを許し、26-66でノーサイドとなりました。

後半も、前半に引き続きラインアウトの正確さや素早い攻撃テンポ、刺さるタックルなどの良さが大いに見られたものの、ラインブレイクされた後のDFセットの遅さ、エスケープの正確性、ルーズボールへの反応、アタックライン形成速度・深さなどに大きな課題が残りました。

この敗北を糧にし、今後の試合に活かせるようBYB一同練習に励みます。引き続き応援よろしくお願いします。

(2年 広報 大竹智武)

試合結果カテゴリの最新記事