28-31 (前半 28-10 後半 0-21)
最高気温35度を超える猛暑日の中行われたこの試合はBYの夏の初戦であった。オフ明けの最初の試合ということもあり、試合勘を取り戻すとともに、初戦を勝利で飾りたいところである。
試合は序盤、相手の強みでもある個の強さに押される。力強くゲインを切ってくる相手FWを前に出て止めることができず、２トライを立て続けに取られ先制点を許してしまう。しかしその後、オフロードパスをこれまでの試合よりも多く使ったBYは順目順目の攻撃からチームの要であるSO安藤、FB村井が立て続けにトライを奪う。前半15分には、外に大きく展開し、WTB古澤が自慢の快速を飛ばし、一気に敵陣に入るとFB村井、CTB水石、SH藤浪とつなぎトライかと思われた。しかし、SH藤浪が痛恨のノックオン。追加点を奪うことはならなかった。前半ラストプレーでは、敵陣22mからSH藤浪、WTB上村とつなぎ最後はHO辻がトライ。本郷の世代を超えた連携プレーで得点を重ねる。こうして、前半はリードを奪う。後半に入り、メンバーを大きく入れ替えたBYは個々人のタックルミスが目立ち始める。結局、相手の個人技から3トライを連続で奪われ、逆転を許してしまう。前半とは打って変わって、AT時間が短くなったBYは流れを取り戻せないまま、ノーサイドを迎えた。この試合では、前半のATがうまく決まったことが大きな収穫であった。一方で後半から入ってきた選手がいかにチームに勢いを与えられるか、そして細かいノックオンやパスのミスを減らしていくことが課題だろう。
