卒業生の声 (2022年度卒)

卒業生の声 (2022年度卒)

2022年度、第89代主将を務めました村井勇大です。

悔しい思いをし続けた1年間でしたが、練習や試合の後に「あぁ楽しかった」と想い続けた1年間でした。
1年生の頃から常に感じているBYBの魅力的な特性の一つとして、全て自分たちで決めることができるということが挙げられます。良くも悪くも、全て自分たちで責任を負うことになるわけです。やってみたいプレーがあればやってみる、やってみたい練習があれば提案してみる。スポーツを純粋に楽しみ、その上で勝つためにメンバー同士で意見を交換し合う。当たり前のように思えることですが、これらのことを当たり前に行うことのできる環境は、勝利に向かって真剣に活動を行っている団体の中ではなかなか少ないでしょう。ラグビーに対して楽しいという感情をこんなにも感じたのは、このような環境だったからだと感じています。
体育会でもなくサークルでもない、準体育会だからこそ、そして上記のようなBYBだからこそ、新入生の皆さんにとって最上の舞台になると自信を持って言えます。

戦績面では、夏合宿では多くのチームに勝利し手ごたえを感じていたものの、秋大会では全敗という結果に終わってしまいました。
年度初めに、“バックスもフォワードも関係なくパスを投げ、ラックに入り、走り抜ける、やっていても観ていても楽しいラグビー”を理想に置き、今までとは全く異なる戦術を取り入れることを決断しました。メンバー全員がそれぞれ持つ強みを自由に活かすことのできるスタイルを創り上げるために1年間試行錯誤していきましたが、完成には届かず、自身の力不足を痛感しています。どうすれば結果が変わっていたのか、考えれば考えるほど訳が分からなくなっていきますが、1年間チームのために全力でプレーしてくれたメンバー全員には感謝してもし切れません。
新年度、どのような戦術を取り入れるかは現役メンバー次第ですが、昨年度1年間のもがきの中で得たことを活かしつつも、新しい気持ちで走り出して欲しいと願っています。そして、昨年度失わせてしまった、“強い”というBYBの特性を取り戻してくれることを信じています。

第89代主将 村井勇大

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