33-15でBYBの勝利 (前半26-5 後半7-10)
慶應対決となったこの試合、昨年度の秋は両者引き分けで終わったため決着がつかずこの試合はBYにとっては、慶應内で負けられない意味でも、そして1部リーグのチームに挑戦するという意味でも重要な試合であった。前半は、両者1トライを分け合い、その後はSH藤浪を中心としたATから、今日最高に気合の入っていたLO細田が立て続けに2本トライを奪う。DFでは鬼人と化したFL角田を中心に気持ちのこもったタックルを連発し、相手の突破を許さない。前半終了間際、ターンオーバーから一気にCTB水石が突破、そして主将の安藤につながりトライ。試合に出続けている主将副将のホットラインは、今年も健在である。後半に入ると、前半の疲労からかFWでじりじりと前に出られてしまう。ラインアウトに苦しむBYは敵陣にいながらも得点を加えることができない。結局相手に2トライを畳み掛けられ、流れを奪われる。FB安藤が怪我で途中交代するというアクシデントにも見舞われ、悪い雰囲気が漂い始める。しかし、ラスト10分で投入されたBYの元気玉ことLO細田が下がっていたチームの士気を高める。そして、後半37分FW攻撃から同じく細田が駄目押しのトライ。FWながら、ハットトリックを決めた。最後は、時間を使ってノーサイドの笛がなり試合終了。前半の出来から考えれば、後半はやや物足りなさが残るが、メンバー間の能力差をいかに縮めることができるかが今後の課題となるだろう。