vsくるみクラブ

vsくるみクラブ

40-20 (前半26-8 後半14-12)  BYBの勝ち

ここまで全勝同士の対決となったくるみクラブとの試合であった。今シーズンの大きな山場の一つとも言える試合では勝利することが全てだった。また3戦連続の最後であるこの試合を終えれば3週間の準備期間に入る。そういう意味でもいい形でこの試合を終えたい。

試合序盤SO安藤を中心とするキック戦術でエリアを取ることを試みるがPTキックのミスや、こちらのペナルティから不運が重なった形で先制点を奪われてしまう。さらに直後にはこちらのパスが乱れたところを拾われ自陣残り5mのところまで迫られるが、WTB上村がジャッカルでピンチを救った。彼がユーティリティープレイヤーである強みが活かされた。その後のマイボールラインアウトからSO安藤が抜け出し一気に敵陣までボールを運ぶと、リモールで得たペナルティからFWのラインアウトモールでFL市川がトライ。同点に追いついた。その後ペナルティキックを決められ再びリードされるが、ゴール前でリモールを組み逆転に成功する。今年のチームの強みであるFWのフィジカルの強さと一体感を前面に出した攻撃や、SO安藤、CTB水石の多彩なキックで徐々にゲームを支配し始めたBYは前半を26-8で折り返す。

これまでの試合と違い、勝つことが至上命題であったため今回は大きなメンバー変更をすることなく後半に突入した。後半の最初はお互いによくボールが動く展開となる。BYは幾度か敵陣に入るもイージーなミスでボールを失い、カウンターを許してしまう。自陣深くまで食い込まれる場面もいくつかあったが、前に出るタックルからのカウンターラックで追い上げを許さない。スコアが硬直していたが後半14分相手のトリッキーなプレーから得点を許してしまう。その後は前半同様ゴール前でPR鳥飼が豪快なトライを決める。後半は取って取られての攻防が続いたが、最後はSH藤浪が駄目押しのトライであった。

終わってみればスコア的には余裕があったが、今年のチームが目指すところを考えれば全く満足のいく結果ではなかった。しかし、相手のパフォーマンスが想定を上回っていたことを考えればこのスコアこそが今の自分たちの実力だと捉えるべきだろう。FWの4トライが示すようにゴール前でのアタックは試合を重ねるごとに形になってきている。一方でBKはラッキーな形からの2トライのみで終わってしまった。今後BKの決定力が増してくればこのような試合でも大差をつけて勝てるようになるであろう。特に今シーズン初めてノートライに沈んだWTB古澤のランには期待したいところだ。

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